今年もWWDC2017で色々と発表がありました。
今回は、App StoreやiTunes Connectまわりの新機能について気になったものをまとめます。
App Store
App Storeアプリがリニューアル。専任のエディターが選んだアプリが、より前面に押し出されます。

タブの刷新
タブはがらっと変わります。

- Today
- Game
- Apps
- Update
- Search
Today, Game, Appsにはストーリー、ヒントとコツ、リストといったコンテンツが追加されます。
Searchの対象には、上記のコンテンツも加わります。
カテゴリやランキングは下層ページへ。ランキングの重要度が下がりそうな印象です。
アプリページの変更
以下のような変更があります。
- 動画を3つまで、画像を5つまで設置可能に
- 動画がインラインで再生される(全画面再生も可能)
- ランキング順位が、レーティングの隣に表示される
- 見やすくなった評価とレビュー
- App内課金アイテムの購入がApp Store上で可能に
動画が目を引くようになり、アプリの見栄えがより重要になりそうです。
また先日追加されましたが、ユーザーのレビューに開発者が返信する機能も引き続き利用できます。
iTunes Connect
アプリのアップデート・リリース面でも変更があります。
インクリメンタルアップデート
アプリをアップデートする際に、それまでの評価とレビューを維持するか、リセットするかを開発者が選べるようになります。
バージョンアップデートの段階的リリース
iTunes Connectの新機能。自動アップデートをONにしているユーザーに対して、iOSアプリを7日間かけて徐々にリリースすることができるようになりました。
段階的リリース日 | ユーザの割合 |
---|---|
1 | 1% |
2 | 2% |
3 | 5% |
4 | 10% |
5 | 20% |
6 | 50% |
7 | 100% |
段階的リリース中でも、ユーザーが手動で最新のバージョンにアップデートすることは可能です。こっそりアプリをリリースできるようになったわけではありませんが、ユーザー数の多いアプリだと重宝しそうな機能です。
段階的リリースは既に利用可能になっています。
追加された申請項目
サブタイトル (Subtitle)
iOS 11以降の端末で、App Storeのアプリ名の下に表示される概要のテキスト。30文字。
プロモーション用テキスト (Promotional Text)
iOS 11以降の端末で、App Storeの説明の上に表示されるテキスト。170文字。アプリの提出・審査なしで利用できるようです。
その他
Promoteフォームの追加
App Storeへアプリのフィーチャーを依頼するフォームが、Apple Developerに追加されました。
さいごに
弊社ではサービス開発やアプリの制作を行っています。リリース作業やアプリの運用についても、お気軽にご相談ください。